もくじ
「Pペーパー」って何?
「Pペーパー」とは、保育や教育現場で利用される『不織布(ふしょくふ)』の一種で、
手作り教材や製作活動に適した素材です。
特にパネルシアターの材料として、活用することが多い印象です。
「Pペーパー」の“P”は、パネルシアターのP
この名称は、日本国内で商品名や通称として用いられることが多いです。
具体的な特徴や用途について以下に詳しく説明します。
「Pペーパー」の特徴
- 軽量で柔軟性がある
- 紙のように扱いやすいですが、一般的な紙よりも柔軟性があり、しわになりにくい性質があります。
- 強度が高い
- 引っ張りや折り曲げに対しても耐久性があり、破れにくいため、子どもが扱うのにも適しています。
- 加工が容易
- ハサミやカッターで簡単に切ることができ、縫ったり接着剤で貼り付けたりすることも可能です。
- 耐水性がある
- 一般的な紙と異なり、水に濡れても大丈夫な特性を持っています。
- インクを載せることができる
- ペーパーそのものは白ですが、マーカーやコピー機を使用することでイラストを描くことも可能です。
「Pペーパー」の主な用途について
「Pペーパー」の用途は非常に多岐にわたり、特に保育や教育の現場で活躍しています。
以下に主要な用途を詳しく説明します。
1. 保育教材や製作物等の手作り教材
「Pペーパー」は“手作り教材”の素材として役立ちます。
手作り教材の例
- パネルシアターなどの保育教材
- “P”の由来でもある通り、パネルシアターを作る際に使用されることが多いです。
- パネルシアターの他にも、仕掛けのあるペープサートのような教材作り(例:「まあるいたまご」)にも適しています。
- 絵本やカード
- 不織布は耐久性があり、子どもが扱っても破れにくいので、頻繁に使う教材にも適しています。糸で塗ったり、接着剤で張り合わせることで絵本になります。また、同じサイズにカットすればカードやかるた等にも変身します。
- 学習ボード
- アルファベットや数字を描いたボードにも活用できます。さらに、触って楽しむ感覚遊びの教材としても利用できます。
- パズルや工作物
- 切り貼りが簡単なため、幼児向けのパズルや立体工作物にも活用できます。
2. 保育室等の壁面装飾
「Pペーパー」は“壁面装飾”の素材としても役立ちます。
教室や保育室の装飾
- 季節ごとのテーマ(春の桜や秋の紅葉など)に合わせた飾り付けが可能です。また入園・卒園式、クリスマス、ハロウィン等のイベントに合わせた飾り付けにも活用できます。
- 色鮮やかなイラストやデザインにすることで、子どもたちの興味を引く空間作りになります。
3. 衣装や小道具
「Pペーパー」は、発表会等の“衣装や小道具”の素材としても役立ちます。
発表会やイベント用衣装
- ハロウィンやクリスマスなどのイベントで、手軽に衣装やアクセサリーを作るのにも活用できます。
- 柔らかく破れにくいので、子どもが安全に使用できます。
演劇の小道具
- 舞台背景や装飾品の製作にも用いられます。
- 強度を強くしたい場合には、数枚重ねて使うのもおすすめです。
4. 保護・装飾材料
「Pペーパー」は、保育室等の“備品の保護”にも役立ちます。
家具や備品の保護
- 教室の机や棚を装飾しつつ保護するためのカバーとして活用されることもあります。
特別な展示品のデザイン
- 運動会や発表会などの会場装飾に使うことで、イベントを華やかに彩ります。
「Pペーパー」購入時の選び方
「Pペーパー」は保育現場や手作り工作に幅広く使える素材ですが、用途に応じた選び方が重要です。
以下に、購入時に考慮すべきポイントをまとめます。
1. サイズと形状
- 小さな工作やパーツ作り
- A4やB5サイズの小型シートが便利です。無駄が少なく、カットの手間が軽減されます。
- 大型の装飾や壁面装飾
- ロールタイプやA3以上の大判サイズがおすすめです。カットが必要ですが、大きさ等の自由度が高いです。
2. 耐久性と厚み
- 並口タイプ
- 繊細な装飾や軽量な製作物に適しています。ただし、頻繁な取り扱いには耐久性が劣る場合があります。
- 厚口タイプ
- 長期間の使用を想定した教材や装飾に最適です。ただし、ハサミやカッターでの切りやすさも確認するとよいでしょう。
並口の特徴
メリット
- 並口は薄く軽いので細かいパーツを作る際に便利
- 並口は薄い分、値段が安いものが多い
デメリット
厚口の特徴
メリット
- 裏表で絵を描くときに使うのがおすすめ
- 糸で縫うなどの仕掛けをつくる際に、しっかりしていて扱いやすい
- しわになりにくく、長期間の使用・保管に向いている
デメリット
- 分厚く丈夫な分、値段が高い
- カット等の作業がやや難しい
3. 耐水性
- 水濡れが予想される場所(屋外イベントや洗える教材)では、耐水性のある「Pペーパー」を選ぶことも重要です。濡れても型崩れしにくい素材が安心です。
4. 価格と数量
- 小規模な用途(個人向け)
- 大量に使う場合(保育施設等、団体向け)
- コストパフォーマンスを考慮して、まとめ買いが可能なロールタイプやセット販売を選びましょう。
5. メーカーやブランド
- 信頼性の高いメーカーや保育現場で実績のあるブランドの製品を選ぶと、品質や安全性が保証されやすいです。
「Pペーパー」の入手方法
「Pペーパー」は、保育や工作の場で多用途に使える便利な素材で、以下のような方法で購入できます。
各方法におけるメリットや注意点も含めて解説します。
「Pペーパー」は『ダイソー』に売ってる?
「Pペーパー」は残念ながらダイソーやその他の100円均一では売っていませんでした。
こぴ
書店で購入可能?
「Pペーパー」は大型書店で購入可能です。
書店によっては、取り扱いがない場合や在庫をあまり持っていない場合もあるようなので、
「急ぎでたくさん欲しい!」という時には注意が必要です。
こぴ
「保育士の書籍を置いている場所」や「絵本コーナー」付近に置かれていることが多いようですが、見つけるのが大変な際は店員に聞いてみて下さいね♪
文房具店でも購入可能?
「Pペーパー」は、画材や文具なども取り揃えている大きめの手芸店(ユザワヤ)などで購入可能です。
ロフトや東急ハンズでは、
売っているという情報が1件のみで、正確な情報か不明だったので希望は薄そうです…。
Amazonなど、ネットでも購入できる?
「Pペーパー」はオンラインでも購入できます。
住んでいる近くに大きな書店や手芸店がない場合は、オンラインでの購入が便利ですよ。
こぴ
口コミを参考にしつつ、
セール中など安いタイミングを狙って購入したいですね!
メルカリ等、フリマサイトで出品している人もいる
「Pペーパー」は、メルカリやフリマサイトで購入することもできます。
「折れている」、「少し汚れている」などの理由からまとめて安く出品されている方もいるので、安く購入したい方はチェックしてみましょう。
こぴ
フリマサイトでは、
出品者さんとのトラブルもよくあるみたいなので、注意しましょう!
保育においての「Pペーパー」の活用方法
「Pペーパー」の主要な活用方法を2つ解説します。
「Pペーパー」の活用方法①:パネルシアター
「Pペーパー」は基本的にパネルシアターを作成する際に活用します。
『パネルシアター』とは?
「パネルシアター」は、保育や教育現場で使用される視覚的な教材の1つです。
発泡スチロールやフェルトで作られた大きなパネルボードを舞台として、
登場人物や背景のパーツを使って物語を展開する道具です。
子どもたちの想像力を刺激し、
集中力や理解力を高めるのに役立つ教材として広く親しまれています。
「Pペーパー」の活用方法②:仕掛けペープサート(名称仮)
こちらはパネルに貼らずに、手で持って楽しむ教材です。
(糸などで固定したり、棒をつけたりすることで演じやすくなります。)
紙のペープサートに比べて安全で、保管しやすい(破れにくい)利点があります。
またパネルに貼りながらも演じられるので、少人数で演じるのに向いています。
「パネルシアター」の作り方
10分でできる簡単なパネルシアターの作り方を紹介します♪
ちょきぺたファクトリーでは忙しい保育士さんのために、
保育の現場で利用できる様々な素材を作成・配信しています!
素材をダウンロードするだけで10分ほどで作れますよ♪
まずは印刷をしよう
素材をダウンロードした後は、印刷をしていきましょう。
印刷可能な場所
印刷できる場所
・職場(保育園、幼稚園など)のプリンター
・自宅のプリンター
・コンビニのプリンター
こぴ
家庭用のプリンターは、厚手の用紙に対応していないものもあります。
プリンターの取り扱い説明書を確認の上、自己責任で行ってくださね。
こぴ
「Pペーパー」同士はくっつきやすいので1枚ずつトレイに差し込むことをおすすめします。
印刷不可な場所
図書館のプリンター(図書館のコピー機は図書館の本や資料を印刷するため、私的な目的では印刷できない)
印刷機(プリンター)の種類について
印刷機(プリンター)の種類は主に
があります。
家庭用としてはインクジェットプリンターが主流で、
オフィスなどはレーザー式プリンターを使用しているところが多いです。
使用する「Pペーパー」がプリンターの種類にあっているか必ず確認しましょう。
パネルシアターの作り方5選
パネルシアターの作り方を5選紹介します。
①ちょきぺたファクトリーでダウンロードした素材を印刷後カットする
こぴ
パネルシアターを10分ほどで作ることができ、1番おすすめの方法です!
②ペンや絵具で製作する(ペンなら油性や水性ペンで作成可能です)
こぴ
1からずべて手作りなので時間はかかりますが、オリジナルのものができます♪
パネルシアターの作り方(工夫の仕方)
③登場人物の足や手を動かしたい場合は足や手の部分を糸で玉留めして固定する
④裏表で表情を変えたい場合は、布用ボンドで面と裏を貼り付けるのがおすすめ
(他にも糸で縫い合わせたり、スナップボタンやマジックテープで固定する方法もあります)
⑤ポッケを作成するなら右と左と下を縫い付けて袋貼り(アイテムの1部分を開く状態にしておくこと)にするのがおすすめ
「Pペーパー」が折れてしまったら…
アイロンを使うと、元通り!とまではいかないですが、
折れ目がほぼ目立たなくなります。
「Pペーパー」にアイロンをする際には、
必ず当て布をして弱い温度でアイロンをかけるましょう。
ちょきぺたオリジナルパネルシアター用紙「ちょきペーパー」
こぴ
「Pペーパー」を購入するなら「ちょきペーパー」がおすすめ!
おすすめの理由を4つ紹介しますね。
おすすめポイント①発色の良さ
こぴ
印刷した時の発色の良さがとてもいいです!
はっきりした色合いは子どもたちが見やすいのでおすすめです。
おすすめポイント②透けにくい・裏写りしにくい
こぴ
並口だと薄い分、透けやすかったり、裏写りしやすいのが特徴…
しかし、ちょきペーパーは並口なのに透けにくく裏写りしにくいです!
おすすめポイント③インクジェットプリンタ印刷可能
こぴ
家庭用プリンターはインクジェットプリンターが主流です。
自宅にプリンターを持っている方は印刷可能なことが多いです。
※必ずプリンターの種類を確認してから印刷してくださいね。
おすすめポイント④お求めやすい価格!!
こぴ
価格も1枚あたり65円とお求めやすい価格となっています。
品質の良い「Pペーパー」をこの価格で購入できるのはおすすめです。
「Pペーパー」とは|まとめ
「Pペーパー」について詳しく解説しました。
「Pペーパー」を購入する際にどこで購入するのがいいのか迷うことも多いですよね。
印刷した際に発色が良く、透けにくく裏写りしにくいものを探している方は、
ちょきぺたファクトリーのちょきペーパーの購入をおすすめします。
素敵なパネルシアターを作成し、長く子どもたちと楽しめるといいですね。