不織布に印刷・書き込みをしたパネルシアターを長く使っていると、どうしても折れたり破れてしまうことがあります。
パネルシアターは不織布を使用しているため、少し工夫すれば小さな傷を目立たなくすることができます!
この記事では、ちょきぺたファクトリーが普段実際に行っているパネルシアターの修復方法と、安全な保管方法を解説します!
もくじ
折れたりヨレヨレになったらアイロンがけ
パネルシアターが印刷されている不織布は「布」ですので、通常の服のようにアイロンがけが有効です。
パネルシアターが折れたりヨレヨレになってしまった時は、まずアイロンがけをお試しください!
パネルシアターをアイロンで復活させる方法
今回は参考のため、ちょきぺたファクトリーが実際に提供しているパネルシアター「おもちゃのチャチャチャ」のイラストで実験してみました。
折れていない正常なイラストを用意
今回は、ちょきぺたファクトリーが実際に提供しているパネルシアター「おもちゃのチャチャチャ」のイラストを用意しました。
縦横に半分ずつ折って折り目を作成
画像のように、上下左右に半分ずつ折って折り目をつけてみました!
折り目の山が伸びるようにアイロンがけ
イラストを折り目の山を潰すようにアイロンがけします。
反対側もアイロンがけ
まだ少し折れ目が残っていたので、イラストをひっくり返して反対側からもアイロンします。
イラストを確認して完成!
イラストの折り目が目立たなくなっていたら完成です!
アイロンで不織布を復活させる際の注意点
シアター素材を復活させる際、以下の点にご注意ください!
- 布が溶けないよう100度以下を維持する
- インクが溶けた場合に備えてあて布をする
布が溶けないよう100度以下でアイロンがけ
不織布はポロプロピレンという化学繊維です。
耐熱性能はあまり強くなく、120~130度程度で溶け出してしまいます。
アイロンの設定 | 実際の温度 |
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低音 | 80~120度 |
中音 | 140~160度 |
高音 | 180~210度 |
パネルシアターの不織布も例外ではないため、アイロンする際は100度を超えないくらいの温度(低音)を維持しましょう!
インクが溶けた場合に備えてあて布をする
不織布が溶けない温度でも、インクが溶け出してしまう可能性もあります。
念のため、汚れても平気なハンカチなどを当て布に使ってください!
こぴ
パネルシアターの安全な保管方法
パネルシアターの素材をそのまま放置してしまうと、折れ曲がったり日焼けで変色してしまう場合がございます。
ちょきぺたファクトリーの印刷品や完成品をご購入いただいた方はご存知かと思いますが、私が素材を郵送する際も全てこの方法で行っています!
パネルシアターを1つずつ保存する場合の保管方法
1セットずつ保管する場合は、クリアファイルに入れて封筒に入れるのがおすすめです。
持ち運びや取り出しも簡単ですし、日焼けの心配もありません!
大量のパネルシアターを保存する場合の保存方法
大量のパネルシアターを保存する場合は、クリアファイルに入れた上でクリアファイルフォルダに格納するのがおすすめです。
クリアファイルごとフォルダのポケットに入れられるので、収納も取り出しも簡単です!
閉じていれば、日焼けすることもありません!
こぴ
【まとめ】パネルシアターは修理すれば何年も使える
パネルシアターは専用の不織布を使用するため、スケッチブックやペープサートの比べて少し高価になってしまいます。
しかし丁寧に扱えば、数年以上長持ちすることも珍しくありません!
アイロンなども活用しつつ保存方法に気をつけ、できるだけ長持ちするように管理しましょう!