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「うさぎとかめ」のお話は、イソップ寓話(イソップ物語)の一つで、古代ギリシャが起源です。
寓話(ぐうわ)とは、動物や自然現象を登場させて、人間社会の道徳や教訓を伝える短い物語です。
「うさぎとかめ」は速く走れるうさぎが、のろまなかめに競走を挑むが、かめがコツコツと努力して勝利するというお話です。
この物語は「周りと比べない事」「努力の重要性」が物語の教訓になっています。
- うさぎ
- かめ
ある日、うさぎとかめが競争をすることになりました。
うさぎは自分の速さに自信満々で、かめが自分に勝てるわけがないと思っていました。
競争が始まると、うさぎはすぐにかめを大きく引き離します。
うさぎはかめが遅いのを見て安心し、「かめが追いつくまで休んでいても大丈夫だ」と考え、途中で昼寝をすることにします。
一方、かめは決して急がず、休まず、一歩一歩着実に進み続けました。
やがて、うさぎが目を覚ますと、かめがゴールに近づいているのを見て慌てて走り出します。
しかし、結局うさぎはかめに追いつけず、かめが先にゴールしてしまいました。
劇遊びとは子どもたちが物語の役になりきって楽しむ遊びです。
劇遊びを通して子どもの成長や発達を促す機会にしてみて下さいね。
うさぎとかめの劇遊びは5歳児6歳児が対象となります。
登場人物も少なく、うさぎとかめが競争するお話なので3歳児ぐらいからお話を理解できるようになりますが
物語りのねらいである「周りと比べない」「努力の重要性」は5歳児6歳児くらいから理解できるようになってくるからです。
劇遊びでは劇を楽しむことが一番大切ですが、
劇を通して子どもたちにどのように成長していってほしいか
ねらいを考える事も大切です。
“苦手でも地道に継続するとこが成功の近道”ということを知る
かめは、速く走るのが苦手でしたが、決して諦めず、ゆっくりでも一歩一歩前に進み続けます。
かめのこの姿勢が、最終的に勝利へと繋がります。
かめが「苦手でも地道に継続すること」で足の速いうさぎに勝つことができたことを伝え
努力することは大切なことだと子どもたちに伝えましょう。
周りと比べずにゴールに向かって頑張ることの大切さを知る
うさぎは「かめと比べて自分は早い」と自分の速さを過信し、昼寝をすることで失敗します。
一方、カメは他の誰とも比較せず、自分のペースでゴールに向かって進み続けます。
カメが「周りと比べずにゴールに向かって頑張ること」でうさぎに勝つことができたのです。
人と比べるのではなく自分の目標やがんばりを自分で認めてあげることの大切さを伝えましょう。
うさぎとかめの劇遊びをするのに最適な季節は「秋」になります。
うさぎとかめのかけっこのお話なので運動会シーズンにピッタリな劇遊びの題材になります。
もちろん絶対にその時期でないといけないということはありません。
子どもの成長や様子を見ながら、うさぎとかめの劇遊びに取り組んでみて下さいね。
劇遊びをする前に子どもたちに導入を行ないましょう。
絵本やパネルシアター、ペープサートで物語を知ることで
劇遊びを「やってみたい」と楽しんで取り組むことができますよ。
うさぎとかめの絵本の読み聞かせを子どもたちにしましょう。
うさぎとかめの絵本は様々な作者が書いた様々な絵本が出版されています。
子どもたちに分かりやすい絵本や紙芝居を見つけて読み聞かせしてみて下さいね。
ぺープサートやパネルシアターでうさぎとかめの物語を楽しむのも素適です。
保育士がパネルシアターやペープサートで物語を見せた後は
子どもたちが自分でペープサートを持って演技してみたりと演じる楽しさを
知ることができるように、工夫してみて下さいね。
うさぎとかめの手繰り寄せレースを作ってみましょう。
製作遊びで作った後は皆でゲームをしても楽しいですよ♪
さっそく作っていこーう☆

レッツ ちょきぺた〜!
年齢が小さく難しければ、顔だけで構いません。
はさみが使えない場合は大人が切ってあげましょう。
亀の甲羅は難しければ分けて書いて貼ってもいいですよ♪
長さはすべて統一するようにしましょう。

お疲れ様でした〜!
遊び方
- その①:スタートとゴールに線を引きます。
- その②:スタートにうさぎとかめを置き、ゴールに毛糸の先を持ってスタンバイします。
- その③:うさぎチーム、かめチームに分かれて、それぞれ1人ずつでてきてレースをしましょう。
- その④:スタートの合図で手繰り寄せて、どちらが先にゴールするか競います♪
- その⑤:慣れてきたら大勢でやってもスタートとゴールの位置を長くしても楽しいですよ♪
色々と工夫してゲームしてみて下さいね。
劇遊びをする前にお面や小道具、衣装の準備をしましょう♪
お面や小道具、衣装があることで役になりきったり、劇をやりたい!と子どもたちが
積極的に劇遊びに取り組めるようになります。
小道具 | おすすめ |
---|---|
うさぎとかめのお面 | 画用紙でお面を作り、子どもに顔を描いてもらう とオリジナルのお面になっていい感じ♪ |
かめの甲羅 | 段ボールを使って立体的に作ってみてね♪ |
衣装 | うさぎ |
---|---|
うさぎのかぼちゃパンツ | ピンクの不織布でかぼちゃパンツをつくりましょう。 お尻に毛糸でふわふわのしっぽをつくってもかわいいよ♪ |
台本作成時のポイントをお知らせします。
簡潔で分かりやすい言葉で伝える
子どもたちが覚えやすく、発音しやすい言葉を使いましょう。
短いフレーズやシンプルな言葉を選びます。
歌やダンスでメリハリをつけましょう
歌やダンスを取り入れることで、劇にメリハリができ、より楽しく取り組むことができます。
教訓が伝わるように子どもとうさぎとかめの物語を話合いましょう。
うさぎはどんな気持ち?かめはどんな気持ちだった?と劇遊びを始める前に登場人物の話をしておきましょう。より深く物語について考えることができますよ。
下の台本はあくまで参考です。
子どもたちの様子やクラスの雰囲気に合わせて、楽しく劇遊びできるように台本を作成してみて下さいね。
うさぎとかめのパネルシアターを作ってみましょう♪
ちょきぺたファクトリーでは忙しい保育士さんのために、
保育の現場で利用できる様々な素材を作成・配信しています!
素材をダウンロードするだけで10分ほどで作れてしまいますよ♪
さっそく作っていこーう☆

レッツ ちょきぺた〜!

お疲れ様でした〜!
ナレーター
あるところにうさぎとかめがいました。

かめくんは足が遅いね!
かけっこしたらぼくが
ぶっちぎり優勝さ

そんなことないよ!!

じゃああの山の上まで
かけっこ勝負しよう

いいよ
ナレーター
2匹は山のふもとにやってきました。

ぼくが負けるはずないさ

負けないよー!
ナレーター
それでは、位置についてよーいどんっ!!
合図で勢いよく飛び出したのはうさぎです。
かめはゆっくりスタートしました。
うさぎはぴょんぴょん飛び跳ねてどんどん先へ進んでいきます。
うさぎがとってもはやいのでかめが見えなくなってしまいました。

あれー!かめくんは
まだまだこないみたいだね。
ちょっと休憩してよーっと
ナレーター
そう言って、うさぎは眠ってしまいました。
その頃、かめはゆっくりでも少しずつ進んでいました。
そしてうさぎが、ぐーすが寝ている横を通ってついにかめはうさぎを追い越しました。
そして、最初にゴールについたのは・・・かめです!
その頃うさぎは、かめがゴールしているとも知らず目を覚ましました。

よく寝たー!!
あれ?まだかめくんの姿が見えないな?
そろそろゴールを目指すとしよう!
ナレーター
うさぎがゴールに着くとびっくり!かめが先にゴールしていました。

わーいぼくがいちばん!!

なんだって!?
わーん、ぼくが負けるなんて
かめくん遅いなんて言って
ごめんねー

いいよー!うさぎくんも
とってもはやかったね!
ナレーター
それから2匹は、仲良く遊ぶようになりました。
おしまい。
うさぎとかめの劇遊びについてお伝えしました。
単純な物語ですが努力すること、人と比べないことを教訓にした奥の深いお話です。
ぜひ、子どもたちと一緒に劇遊びに取り組んでみて下さいね。
幼稚園や保育園の発表会におすすめです!
もちろん劇遊びをしなくても、ちょきぺたファクトリーで
素材をダウンロードして「パネルシアター」や「ペープサート」を作成し、
子どもたちと楽しむのもおすすめです。
