くいしんぼおばけ

「くいしんぼおばけ」は、クイズで楽しく食育ができる、子どもたちに大人気の保育ソングです。

作詞村田 さち子
作曲福田和禾子

くいしんぼうのおばけが、
こっそり色々な食べ物をつまみ食い…。

歌がクイズみたいに進んでいくので、
子どもたちと一緒に楽しめます。

ハロウィンや誕生会、
食育にもぴったりなパネルシアターです。

簡単にまとめると…
  • おばけ、食べ物などが幅広い年齢の子どもたちを惹きつけるので、1~5歳におすすめ
  • 0からパネルシアターを作成した場合の製作時間は3時間、製作コストは3,900円
  • ちょきぺたの「くいしんぼおばけ」の素材はこちらから
  • ちょきぺた会員なら素材・Pペーパーなどの材料費がかからない!
  • 自分で製作するよりも安く高品質な製作物ができるのでぜひお試しして欲しい。
くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼおばけの保育製作にかかるコスト

ちょきぺたファクトリーでは「くいしんぼおばけ」のイラストデータや完成品を提供しています。

どれも自作するよりもかなりオトクにご利用いただけるようになっていますので、「作るのが難しい…」と感じる場合は使っていただけたら嬉しいです!

くいしんぼおばけのパネルシアター製作コスト

今回はちょきぺたファクトリーと全く同じ条件で、「0からくいしんぼおばけのパネルシアターを作る」と仮定し、かかるコストや時間を計算してみました!

製作方法時間材料費人件費
手作り180分550円3,900円
イラスト使用60分1,100円1,300円
ちょきぺた0分1,750円0円
製作条件
材料費用
Pペーパー60円 / 1枚
普通紙1円 / 1枚
白黒印刷10円 / 1枚
カラー印刷50円 / 1枚
人件費1,300円 / 1時間
計算の内訳について

それぞれの材料の費用は、私が製作に使用している最もコスパの良いものを使用しています。

ちょきぺたファクトリーの製作に使われている製作アイテムはこちらからご確認ください。

ちょきぺたファクトリーでは忙しい保育士さんのために、保育の現場で利用できる様々な素材を作成・配信しています!

【実演】パネルシアター「くいしんぼおばけ」を元保育士が演じてみました! (youtube.com)

素材のリクエストやご相談はこちらから

「くいしんぼおばけ」を演じる際の対象年齢とねらい

ちょきぺたファクトリーでは、「くいしんぼおばけ」の主な対象年齢は1歳児さんから5歳児さんくらいと想定し、素材を製作しています。

年齢おすすめ度
0歳児
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児

幅広い年齢が楽しめるので、異年齢保育の場でも役立ちます。

1歳児さんから5歳児さんを主な対象としている理由は、以下の通りです。

  • おばけが子どもの興味を引きつける
  • 子どもが一緒に参加できる
  • 食育に繋がり、食べる意欲が湧く

1歳児さんから5歳児さん以外で演じるのがダメ!というわけではありません

使い方や演じ方を工夫すれば、どの年齢でも活用できると思っています。

記事の後半で、各年齢における「演じる際のポイント」を解説してあるので、是非そちらもご覧ください!

各年齢における「くいしんぼおばけ」を演じる際のねらい

「くいしんぼおばけ」を演じるとき、子どもたちに楽しんでもらうことが1番大切です。

でも保育士が「ねらい」をもって演じることで、子どもたちの様々な良さをたくさん引き出せます!

「食いしん坊おばけで、子ども達にどんな興味を広げてあげられるかな?」と考えた上で取り組むと、より良い保育活動になります!

0歳児のねらいは「スキンシップで安心感を持ち、自然と興味を持つ」

0歳児は月齢が低いと、
興味を持ちにくいことがあるかもしれません。

そんな時は、赤ちゃんが大好きな触れあい遊びにしてみましょう。

柔らかな歌声に合わせて体を優しく撫でながら、
答えの食べ物のときに突いたりくすぐったりして、変化をつけてあげると喜びます。

「くいしんぼおばけ」は絵本もあります。

赤ちゃんの視覚に訴えるはっきりとしたカラーなので、年齢が低いほどおすすめです。

大好きな保育士さんの声で安心しながら興味が持てるように、ゆったりと進めてくださいね。

年齢ねらい
0歳児・親しみのある保育者と、スキンシップを取ることを喜ぶ。
・保育士の声に安心しながら、興味を持つ。

0歳児は、集団ではなく個別のねらいが重要です。

安心感のある、情緒的な関わりを深めてあげるようにしましょう。

1歳児〜2歳児のねらいは「食べ物の名前や色に興味を持つ」

1歳児は実際に見たものや経験を通して、
食べ物の名前や特徴をリンクさせていきます。

「くいしんぼおばけ」をきっかけに絵本や玩具、給食の時間などを利用して、
様々な角度から理解を促してあげましょう。

1歳児の保育室でよく見かける玩具に、
ペットボトルのキャップで作るぽっとん落としがあります。

食べ物のバリエーションを増やして、
「くいしんぼおばけ」バージョンにしたら楽しめそうですね!

短期的なワーキングメモリー(作業記憶)が
発達する1歳児くらいの子どもには、

  • 落としたものが見えない
  • 自分で簡単に開けられる

デザインにすることがポイントです。

子どもが夢中になる「いないいないばぁ」遊びを再現することができて、
消えたものがまた出てくるという期待感が、更に子供の興味を引き出します。

2歳児は「くいしんぼおばけ」を繰り返し見ることで、
どんどん楽しいイメージを広げていきます。

特徴のあるシルエットや色をテーマにした簡単なクイズで、
形や色の認識をしていくきっかけを作りましょう。

広がった食べ物への興味は、
とよたかずひこさんの「おいしいともだち」シリーズの絵本で、友達と共有してみましょう。

絵本のお決まりのセリフである「心配、ご無用!」を
一緒に唱えたら、苦手な食べ物を自然と口に運ぶこともあるかもしれません。

年齢ねらい
1歳児・食べ物に興味を持ち、名前を知る。
・玩具を使って、つまむ・落とす動作を促す。
2歳児・食べ物の色や形に興味持つ。
・クイズや絵本に参加し、友達と楽しいイメージを広げる。

指先をたくさん使う感触遊びは、
どんな子どもでも楽しめるのでおすすめです。

小麦粉粘土や寒天遊び、カラー春雨、ヨーグルト絵の具など食べ物を使う遊びは、香りがあるのが最大の魅力です。

五感をフルに感じて大脳に働きかけながら、食べることに興味がない子どもでも食に興味を持つことができます。

アレルギーと誤飲には十分に配慮しながら、楽しく取り入れましょう。

3歳児〜5歳児のねらいは「食べ物の興味を広げ、食べる力を育てる」

3歳児は食事は楽しい時間ということを存分に伝えていきましょう。

給食前に食べ物をテーマにしたパネルシアターや絵本、クイズを楽しむだけで、食べる気持ちを盛り上げることができます。

特別感を出したいときは、簡単な収穫体験や調理のお手伝いがおすすめです。

難しい道具は使わずに、プチトマトのヘタを取る、オクラをお塩で転がすなど、誰でも挑戦できるものが好ましいです。

ソラマメの皮むきなど食材の仕組みや感触が面白く、絵本なども一緒に楽しめるものだと楽しさ倍増です。

子どもにとって「自分でやってみたこと」は何より興味を持ちやすく、食べる気持ちにも自然と繋がります。

4歳児は苦手な食べ物に対して、少しずつ克服ができるようになってきます。

「くいしんぼおばけ」の食べ物を、自分が食べるとどんな良いことがある?と考えてみながら、子どもの食への意欲を引き出しましょう。

給食のメニューに入っていた食材を1つ取りあげて、栄養ごとに色分けしてみるのも子ども同士で盛り上がりそうです。

5歳児は「くいしんぼおばけ」をきっかけに、身近な食べ物がどんな風に作られているか調べてみましょう。

調べた食材を作った簡単なクッキングを楽しむことは、5歳児ならではの活動です。

まずは梅干しのおにぎり作り、次にチョコレートの飾りを使って簡単なパフェ作りや玉ねぎをたっぷり使ったカレーライス作りなど…。

少しずつレベルアップしながら、食べ物について興味の幅を広げてあげましょう。

食べたらどうなる?と、自分の体の仕組みを持つ子どもがいるかもしれません。

子どもの興味の旬を逃さないように、食べ物や体の仕組みのコーナーを設置してあげるといいですね。

年齢ねらい
3歳児・シルエットクイズを楽しみ、食に興味を持つ。
・簡単な手伝いをしながら、喜んで食べる。
4歳児・「くいしんぼおばけ」が食べた食材に、興味を持つ。
・栄養ごとの色分けを楽しみ、意欲的に食事をする。
5歳児・「くいしんぼおばけ」が食べた食材で、クッキングに挑戦する。
・体の中の仕組みに興味を持つ。

幼児さんは「楽しく食べること」や「食べることが健康に繋がること」を知らせていけるような、パネルシアターの活用方法を考えてみましょう。

食に興味を持つには、楽しさをプラスすることがなにより1番大切です。

「くいしんぼおばけ」のちょきぺた素材

こちらで使用しているのは、
ちょきぺたファクトリーが作成したイラスト素材です。

ご利用の際は、販売サイトから素材を取得してください。

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー
素材素材の内訳
おばけ
3種類
黄色, ピンク, 紫
食べ物
9種類
チョコレート, 梅干し, 玉ねぎ, おにぎり, ケーキ, りんご, レモン, アイス, ジャック・オー・ランタン
食べ物
シルエット
9種類
チョコレート, 梅干し, 玉ねぎ, おにぎり, ケーキ, りんご, レモン, アイス, ジャック・オー・ランタン
その他
2種類
冷蔵庫, 冷蔵庫(フタ)

「くいしんぼおばけ」パネルシアターの作り方

STEP. 1
パネルシアターのイラストを用意

食いしん坊おばけのパネルシアターイラストデータを用意します。
ちょきぺたファクトリーの素材データはこちらからご利用できます。

STEP. 2
イラストをPペーパーへ印刷

イラストをPペーパーへ印刷します。
業界最安値のPペーパー「ちょきペーパー」はこちらからご利用できます。

STEP. 3
印刷したパネルシアターをカット

イラストに合わせてペーパーをカットします。

STEP. 4
冷蔵庫を縫い合わせる

冷蔵庫の下段を「なみ縫い」で縫い合わせましょう。
食べ物をしまっておく、ポケットになります!

食べ物を縫い合わせて完成!

食べ物とそれぞれ対になっている「?」を「玉留め」で一点だけ固定します。
スライドでずらすと、食べ物が見える仕掛けになります。

「くいしんぼおばけ」を演じてみよう

完成したパネルシアターでさっそく「くいしんぼおばけ」を演じてみましょう!

こちらは私が「くいしんぼおばけ」を実演している動画です!
よければご視聴ください!

子どもたちとのクイズの掛け合いを、たっぷり楽しんでくださいね。

「くいしんぼおばけ」を演じる際のコツ

ちょきぺた運営の私が「くいしんぼおばけ」を演じる際に意識していることをまとめました!

  • おばけの登場で興味を引き付ける
  • 愉快に、言葉はっきりと歌う
  • 子どもが自然と参加できるような工夫をする
  • ブラックパネルで雰囲気を出す

おばけの登場で興味を引き付ける

子どもにとっておばけは、自然と興味を引き付けるものです。

おばけの登場の仕方を工夫して、更に子どもの心を掴みましょう。

玩具の箱やエプロンのポケットから出てきたり、ふわふわ空中を漂わせたりすれば、子どもたちはおばけから目が離せません。

パネルシアターの導入として、おばけがトントンの手遊びを楽しんでも良いですね。

保育室のドアをトントンと叩く音が聞こえて、「くいしんぼおばけが遊びに来た!」なんてサプライズも楽しいかもしれません。

子どもの興味を一気に引き付けるような演出があれば、「これからパネルシアターをはじめるよ」なんて言葉はいりません。

子どもたちは、自然とお話の世界に入り込みます。

愉快に、言葉はっきりと歌う

ストーリ仕立ての歌なので、歌詞に合わせながら声に表情をつけてみましょう。

こっそり出てきた様子や、食べているときの様子を愉快に演じると、子どもたちは大喜びですよ。

はっきりとした発音で、歌詞を知らせるのも大切です。

乳児さんがいるときは、より意識しながらすすめましょう。

子どもが自然と参加できるような工夫をする

「なんだろうね」のところは、答えを引き出せるように子どもに問いかけてあげましょう。

子どもたちが答えをそれぞれに表現できるよう、少し時間をとってあげるのも良いかもしれません。

誕生会では、バースデーソングを歌いながらケーキを出したり、誕生児にケーキの味見をさせてあげたりすると特別感が出せます。

ブラックパネルで雰囲気を出す

ブラックパネルを使うと「くいしんぼおばけ」が夜中にこっそり出てくる雰囲気が再現されて、子どものイメージが膨らみます。

いつもパネルシアターを楽しんでいる幼児さんは、黒いパネルが用意されているだけで「なんだろう?」とわくわくしてくれます。

ハロウィンのイベントで楽しむときには、特におすすめな方法です♪

「くいしんぼおばけ」を演じる際の留意点

「くいしんぼおばけ」を演じる際の留意点は2つあります。

安全面やトラブルに十分配慮して、子どもにとって楽しい時間になるようにしていきましょう。

  • 乳児さんは楽しめる工夫を
  • 子どもが見やすい場所で

乳児さんは楽しめる工夫を

乳児さんの場合は、子どもの様子で演じ方を工夫することが大切です。

子どもの集中力に合わせて、食べ物を減らして内容を短くしながら、無理なく進めていきましょう。

乳児さんの中には、黒色に対して恐怖や不安を感じることがあります。

ブラックパネルは、主に幼児さんでの使用を検討していくと良いかもしれません。

怖がる子どもには、観覧場所を正面ではなく横にすると、見えるパネルの面積が小さくなるのでおすすめです。

保育士が優しく声を掛けながら、安心して見られるようにしましょうね。

子どもが見やすい場所で

どの場所にいても、子どもがしっかり見て楽しめるようにしてあげましょう。

でもハロウィンや誕生会のときは人数が多くて、中々難しいこともありますよね。

そんなときは乳児さんはマットに座り、その後ろに幼児さんが椅子に座ってみてください。

高低差を付けて、座席を上手に工夫してみましょう。

子どもがよく見える高さにパネルをセットしたり、保育士が演じながらおばけや食べ物を子どもたちの近くに見せに行くのも効果的です。

高いところへのパネルの設置は、落ちてこないように安全面に十分気をつけましょう。

「くいしんぼおばけ」の歌詞

「くいしんぼおばけ」の原曲は、3番までです。

ちょきぺたファクトリーでは素材を追加して、同じ構成で9番まで演じられるようにしてあります!

好きな食べ物をチョイスして、オリジナルバージョンで演じるのも楽しそうですね!

1番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
しかくいものを つまみぐい 
おお あまい おお あまい 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「チョコレート」 

2番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて
まるいものを つまみぐい 
おお すっぱい おお すっぱい 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「うめぼし」 

3番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
かわをむいて たべようと 
むいても むいても なかみがない 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「たまねぎ」 
ざんねんでした またきてね(原曲のみ)

4番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
こんなものを つまみぐい 
おお あまい おお あまい
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「りんご」 

5番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
さんかくのものを つまみぐい 
おお おいしい おお おいしい
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「おにぎり」 

6番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
こんなものを つまみぐい
おお すっぱい おお すっぱい
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「レモン」 

7番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて
こんなものを つまみぐい
おお つめたい おお つめたい 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「アイスクリーム」 

8番

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
こんなものを つまみぐい 
おお あまい おお あまい 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「ケーキ」 

9番(ハロウィンバージョン)

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー

くいしんぼうの おばけのこ 
よなかにこっそり でてきて 
れいぞうこの ドアあけて 
こんなものを つまみぐい 
おお かたい おお かたい 
なんだろうね なんだろうね 
こたえは「ジャック・オー・ランタン」 

まとめ

ちょきぺた素材の「くいしんぼおばけ」を使った、パネルシアターについてお伝えしてきました。

実はこの素材…作り方を変えれば、ペープサートやスケッチブックシアターなどにも使える万能アイテムです。

ハロウィンや誕生会などのイベントだけではなく、食育にもぴったりです。

簡単にかわいく作った「くいしんぼおばけ」を上手に使って、子どもたちの楽しく食べる気持ちを育ててあげてくださいね。

ちょきぺたファクトリーでは忙しい保育士さんのために、保育現場で利用できる様々な素材を作成・配信しています!

ぜひ、他のものもチェックしてみてくださいね♪

くいしんぼおばけ | ちょきぺたファクトリー